1月2日
聖バジリオ司教教会博士(St. Basil the Great)
バジリオは小アジア、カパドキアのカイサリア近郊に生まれ、カイサリア、コンスタンティノープルで学んだ。その後当時学問の最高峰といわれたアテネ大学に学んだ。
バジリオは、卒業後帰郷し、将来を有望視される教授となったが、徳の高い姉マクリーナの影響のもとに修道生活を送る決心をした。
各地に修道士を訪ねた後、カイサリアの近くに修道院を建てた。隠遁生活では兄弟愛を行うことが少ないことを悟った彼は、共同体生活の形態に変え、会則を作った。バジリオの修道生活の形態は広がってゆき、「西方の修道生活の父」と呼ばれるベネディクトに対して、「東方の修道生活の父」と呼ばれた。当時はアリウス派の異端が広がっていたので、バジリオは正当信仰の擁護を主張して、闘った。また370年にはカイサリアの司教に任じられ、教区内に貧しい人々の施設、病院などを建てて貢献した。