9月20日
聖アンデレ金と同志殉教者(St.Andrew Kim Taegon)
韓国にキリスト教が伝わったのは18世紀の終わりごろで、年に数回中国に派遣される使節が持ち帰った書物によるといわれている。
アンデレは、カトリック信者の父、清俊(1839年殉教、聖人)のもとで、幼いころから信仰深く育てられた。
1836年、フランスの宣教師モバンから洗礼を受け、彼の勧めで、崔良業(チェヤンオブ)ら2人の青年とともにマカオ神学校に入った。
アンデレは、韓国で西洋の学問を修めた最初の人物であった。
1845年に、上海で司祭となり、キリスト教迫害が厳しい韓国に戻り宣教活動をしたが、翌年捕えられて斬首刑となった。
韓国では1870年までに約2,000人の信者が殉教した。
1984年に現教皇ヨハネ・パウロ2世が韓国を訪問した際、他の102人の殉教者とともにアンデレも聖人とされた。
アンデレは、韓国の司祭の保護者とされている。